「大学生は投資するな」は嘘!? 大学生の投資のメリットとデメリット

資産形成

学生のみなさん、投資をやったことはありますか?

この記事を見てくださっているということは少しは投資に興味があるのだと思います。

「興味はあるけどやったことはない」という方も多いのではないでしょうか。

学生
学生

投資を始めるのって勇気が要るよ。周りにやってる人も少ないし。

確かにそう感じている人も多いと思います。

ただ私は自信をもって投資、具体的にはつみたてNISAを始めることをおすすめします

この記事では大学生が投資をするメリット・デメリットの両面を踏まえたうえで、私がおすすめする理由を説明したいと思います。

結論:投資はやるべき

冒頭で申し上げた通り、大学生は投資、中でもつみたてNISAでの投資信託をやるべきです。

理由は、「確かに投資にはデメリットがあるものの、メリットがそれを上回ると言えるから」です。

先輩
先輩

まずはメリットから説明していくよ!

メリット1:アルバイト以外の収入源となる

メリットの1つ目はアルバイト以外の収入源となることです。

このメリットは分かりやすいですよね。そもそも投資の目的は「リターンを得ること」ですから。

学生はアルバイトでの稼ぎがメインになりますが、それ以外にも収入源ができるというのはメリットといえますね。

ただ、今回おすすめするつみたてNISAではその性質上(詳しくは後述)、短期的な利益はあまり期待できないため、このメリットはそこまで大きくないと言えるでしょう。

メリット2:お金の勉強になる

メリットの2つ目はお金の勉強になるということです。

投資をしよう!と思ったときに「どこに投資すればいいんだろう」、「何円くらいから投資できるのかな?私にもできるのかな?」など、たくさんの疑問が出てくると思います。

先輩
先輩

そんなときはスマホで軽く調べてみましょう。この行動が非常に大切です。

ググって調べるにせよ、本を読んでみるにせよ、その時点であなたは新しい知識を吸収しているということです。

これを繰り返していくと、「意外と投資って怖くない」ということと、「資産形成のために投資はマスト」ということに気が付くとともに、

金融リテラシーの向上につながります。

現在では、例えば「ふるさと納税」とか「積立NISA」、「iDeCo」のように知っている人と知らない人で大きく差が出る有益な仕組みがいくつもあるので、金融リテラシーがあるかないかはとても重要です。

※補足として、政府広報では大学生が身につけたい金融リテラシーとして以下が挙げられています。

社会人として自立するための能力を確立する。
(例)

  • 仕送りなどの収入と学費、生活費などの支出を把握する。
  • クレジットカードを利用する場合、借金であることを理解し、支払い可能な範囲で利用する。
  • 金融商品のリスクとリターンについて理解する。
  • 卒業後のライフプランを具体的に描く。
  • 職業選択に必要な能力開発・資格取得する。
  • 基本的な金融商品の仕組みや特性を理解する。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201404/1.html#fifthSection
先輩
先輩

学校で周りにお金の勉強しているひとってあまり多くないでしょ?

学生
学生

はい、、あんまり聞かないですね、、。

先輩
先輩

それは逆に言うと、マネーリテラシーに関しては彼らより君が一歩リードできるってことだよ!

メリット3:普段の生活の意識が変わる

メリットの3つ目は普段の生活の意識が変わるということです。

これが大学生にとっては一番大きなメリットと言えるかもしれません。

そしてこの恩恵を最も受けられる投資方法が、冒頭の結論でも述べたように積立NISAでの投資信託なのです。

学生
学生

生活の意識が変わるってどういうことですか?

それに積立NISAって名前は聞いたことあるけど、どういう仕組みのこと?

先輩
先輩

大丈夫!丁寧に説明するよ!

まずつみたてNISAとは、金融庁によると以下の通りです。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。

つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html

すごく簡単に説明すると、NISAというのが投資によって得られた利益に対して税金がかからない制度のことで、つみたてに特化したNISAが「つみたてNISA」なのです。

また上の金融庁の引用にもあるように、長期投資に適した商品が対象となっています。

つまり対象商品から自分に合った商品を選び、毎月コツコツと積み立てていく、というのがつみたてNISAの基本となります。

学生
学生

なるほど、、なんとなく理解しましたよ。

でもつみたてNISAを始めるには何が必要なのかとか、どの商品を選べばいいのかとか全然わからないよ、、。

先輩
先輩

最初はよくわからないよね。

でもYouTubeで検索してみると、口座開設から実際の取引までわかりやすくまとめられいる動画がたくさん出てるから、まずはそれを見てみるといいかもね!

学生
学生

じゃあ話をもどすと、「生活の意識が変わる」ってどういうこと?

今回はつみたてNISAについての詳しい解説については省略しますが、ここでの重要ポイントは

長期的な運用を前提としていること。

早く始めれば始めるほど効果があるということ。 です。

まず①について。長期的な運用をするということは、数日、数か月単位で運用するのではなく、何年、何十年と運用し続けることを意味します。

長期的な運用をすることで、人生を長い目でみたプラン設計ができるようになるのです。

学生
学生

え、どういうこと?

つみたてNISAでは短期的な利益にはあまり期待できませんが、「憧れのマイホームを買いたい」「老後の資金を今のうちから貯めておきたい」という目的のためにはとても適しています。

つまり将来を長い目でみた目標を設定することで、「年利を〇%として毎月△△円積み立てたら□年で目標金額達成だな、、!」といった考え方ができるようになるということです。

つみたてNISAはその性質上、将来のことを考えるよいきっかけとなります。

だから、「バイト代は全部使わずに、3000円分だけは将来のためにつみたて分に回そう。」みたいな考え方もできるようになるわけです。ただ貯金するよりもモチベーションも保ちやすいです。

先輩
先輩

投資(つみたてNISA)がきっかけとなってお金の使い方や将来への意識が変わるってことだね!

そして②の早く始めれば始めるほど効果があるということについて。

これが私たちの生活の意識とどう関係してくるのでしょうか。それはずばり行動力の向上につながるということです。

つみたてNISAは複利の力を使って長期的に利益を出します。

複利のイメージとしては最初は利益が小さくてもそれを保持し続ければ雪だるま式に利益がどんどんと大きくなるって感じです。

長く運用すれば運用するほどどんどん利益が大きくなるってことですね。

学生
学生

それがどう僕たちの生活の意識を変えるの?

長く運用するためには、できる限り早く始めることが重要となるのですが、これってつみたてNISAだけじゃなくっていろんなことに言えるんですよね。特にお金に関して。

例えば固定費の見直し。保険とかサブスクとか、対して使ってもないし効果も見込めないのにずっとお金払い続けているというのはよくあることだと思います。

こういうのって解約するのは面倒ですがいち早く対処しないとかなり長期的に考えたらかなり損をしてしまいますよね。

あらゆることにおいて「面倒でもさっさとやってしまった方がよい。」という意識が強くなります。

学生
学生

なるほど!できる限り早めに始めることの重要さを知ることで、あらゆる場面における行動力の向上につながるんですね!!

先輩
先輩

そういうこと!

デメリットはあるの?

ここまで投資(つみたてNISA)をすることによるメリットを解説してきました。

学生
学生

投資、特につみたてNISAのメリットは理解できました!

とはいえやはりデメリットがあるんじゃないんですか?ちょっと怖い気持ちもあります、、。

先輩
先輩

そうだね。その気持ちはよくわかるよ。確かにデメリットはいくつかある。

でもそのほとんどはつみたてNISAなら気にしなくていいんだ。

大学生が投資をするデメリットや、投資をしなくてもいいと言われる理由は大きく分けて3つあります。

①投資には資金が必要である。

②大学生が投資で勝つのは難しい。

③他のことにお金を使うべきである。

学生
学生

3つもあるじゃん!!本当に大丈夫なんですか??

①の「投資には資金が必要である」については、つみたてNISAなら心配無用です。

なぜならつみたてNISAなら1日100円という小額からでも投資が可能だからです。

一般的にイメージする「投資」では確かに株を買うのに何十万と必要だったりとお金持ちしかできないようなイメージがありますが、つみたてNISAでは個人のお財布事情の合わせて積み立てができます。

②の「大学生が投資で勝つのは難しい」についても心配はいらないと考えていいでしょう。投資で勝つのは非常に難しいというのは事実ですが、これはあくまでも短期間で多くの利益を出そうとした場合の話です。

つみたてNISAで買うことのできる投資信託は、そもそも金融庁お墨付きのリスクの少ない投資信託であり、分散投資が可能です。

また世界の人口が増え、経済が成長する限り長期投資は負けないとも言われています。

③の「他のことにお金を使うべきである」という意見は確かに一理あります。

大学生のうちは本を読んだり旅行に行ったりして自己投資しろ!なんて聞くこともありますしね。

でも考えてほしいのは、つみたて投資と自己投資は両立できるということなんです。

別にバイト代から生活費を差し引いたすべての額を投資にぶち込め!といっている訳ではなく、大学生として有意義な過ごし方をした上でお金に余裕があれば小額から投資を始めればいいのです。

先輩
先輩

これらのことを踏まえると投資(つみたてNISA)ならやってみようと思わないかい?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

以上がメリット・デメリットを踏まえた上での大学生が投資をはじめるべき理由です。

先輩
先輩

投資に対するイメージはちょっとは変わったかな?

学生
学生

はい!僕でもできそうだし、やってみたいと思いました!

ちなみにMUFG資産形成研究所の調査によると、投資をしている学生の割合は、男子学生が14.8%、女子学生が3.8%となっています。

投資をしている人の割合は、男子学生で14.8%、女子学生で3.8%。

男性は女性よりも投資をしている人の割合が高いものの、8割超の人は投資を
していない。

https://www.tr.mufg.jp/shisan-ken/pdf/kinnyuu_literacy_13.pdf

やはりまだまだ少ないですね。今回話したつみたてNISAについては、2024年から新制度に変わるということで、話題になっています。

これを機により多くの人が投資を始めるようになるといいですね。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

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